テキーラについてご承知頂きたい重要な10項目

① 種類

テキーラは組成、材料及び熟成期間によって分類されます。

種類 説明
ホワイト (シルバー) 未熟性。蒸留後均質化してボトルに詰めます。
ヤング (ゴールド) 必ずしも洗練された味覚向けというわけではありませんが、強いフレーバーに慣れていらっしゃらない方をテキーラの世界へ誘うのに適しています。ホワイトとレポサドをミックスしたもので、そこはかとない甘さと琥珀色を出すためにカラメルが添加されます。
レポサド ボトルに詰める前に2ヶ月から12ヶ月熟成させたテキーラ。
アニェホ ボトルに詰める前に600リットルの樽で1年から3年熟成させたもの。
リザーブ
(エクストラ・アニェホ)
市場に出回るようになってから日が浅いこともあり、公式の分類ではありませんが、アメリカンホワイトオークまたはフレンチホワイトオークの樽 で3年以上(8年を超えるものもあります)熟成させたテキーラに付けられる名称です。味、価格共に高級コニャックに迫るものがあります。

図1.ホワイト、レポサドとアニェホの例



② フレーバー

テキーラは口蓋を焼く強い味をしています。しかし良質のものとして認識されるには、テキーラの種類に基づくフレーバーの持ついくつかの特徴を備えていなければなりません。

フレーバー 説明
ホワイト ハーブ系でフルーティなトーン
ヤング まろやかでフルーティな甘さとウッディなトーン。
レポサド 樽での熟成によるウッドの香りとスパイスを焼いたフレーバーと共に熟成させたアガベのフルーティなトーンを保っています。主張があり洗練されたフレーバーにより全てのテキーラの中で最もバランスのとれたテキーラです。
アニェホ バニラの芳香とオーク材のスモークした香りを備えています。
リザーブ
(エクストラ・アニェホ)
市場に出回るようになってから日が浅いこともあり、公式の分類ではありませんが、アメリカンホワイトオークまたはフレンチホワイトオークの樽 で3年以上(8年を超えるものもあります)熟成させたテキーラに付けられる名称です。味、価格共に高級コニャックに迫るものがあります。



③ 色

説明
ホワイト 透明なプラチナカラー
ヤング 琥珀色
レポサド 琥珀色
アニェホ 赤みがかったゴールド系琥珀色
リザーブ
(エクストラ・アニェホ)
深みのあるゴールドで、オレンジと琥珀色のハイライトがあるコパー系琥珀色に近いカラー



④ 香り

若いテキーラは熟成品よりも香りが強いと思われがちですが、テキーラは一般に、ウッドの焼けたものと認識される香りを伴う、アルコールの風味で始まるトーンをちりばめた、まろやかで甘みのあるスパイシーな芳香を放ちます。



⑤ 原産地呼称 と ⑥ 名称

メキシコ産:

テキーラは原産地呼称の対象であり、メキシコ産でなければなりません。そうでなければ、他のどのような要素を備えていても、テキーラと呼ぶことはできないのです。

ミックス:

アガベが51%、サトウキビが49%の比率で造られます。価格が手頃で、フレーバーや値段を気にしないでミックスできるので、バーで大変好まれる酒です。しかしながら、サトウキビとアガベの混合は二日酔いの原因になることもあります。

ブルーアガベまたは100%純アガベ:

良質のテキーラを求める人にはこの記載がそれに応えます。そのテキーラが一種類の植物のみを原料とし、洗練されたフレーバーを持っていることを保証します。

100%ブルーアガベ:

ブルーアガベは成長の遅い変種で — 8年から10年かかります ー 独特な芳香とフレーバーを持っています。この記載のあるボトルはテキーラの真骨頂と言えるでしょう。



⑦ 栽培地域

湿気のある気候は良質 のアガベの栽培にとって有利な条件なので、低地よりも高地の方が適しています。高地の栽培地には、アトトニルコ・エル・アルト、アランタス、テパティトゥ ラン及びヘスス・マリアのような地域があります。しかし低地にも高品質のテキーラの生産地があります。テキーラ、アマティトラン、アレナル及びマグダレナ などがその例です。



⑧ テキーラの熟成期間

熟成が進むにつれ風味はまろやかさを増して行きます。

種類 熟成期間
ホワイト 未熟性
ヤング レポサドの熟成期間のみ
レポサド 2ヶ月から12ヶ月
アニェホ 1年以上
リザーブ
(エクストラ・アニェホ)
3年以上



⑨ アガベの熟成期間

熟成が進んだアガベは重量が増します。アガベが重くなるほど、それが醸し出す酒は品質が良くなって行きます。8年もののアガベには60kgにもなるものがあります。ブルーアガベは8年育つと全てのアガベの中で最も重くなり、より長い熟成期間を必要とします。



⑩ テキーラの理想的な味わい方

ホワイトテキーラを飲むときでも、塩とライムで一気にという考えは捨てて下さい。テキーラは他のあらゆる良質のワインやリキュールと同様に、その風味を味わうには、まず少量を口に含み、その後で量を増やして飲むという方法がよろしいでしょう。

種類 味わい方
ホワイト マルガリータのようなカクテルを作るのに向いています。強いフレーバーはミックスによってその個性は吸収されますが、組み合わせのドリンクの風味を損なうことなくアルコールのテーストを与えます。
ヤング 食前酒やソフトなカクテルを作るのに適しています。
レポサド テキーラ本来の味を堪能するためには、やはりストレートで飲むのが良いでしょう。カクテルにすると、ホワイトよりも微妙なニュアンスが出て来て、ドリンクに個性を与えます。
アニェホ 特製グラスで是非ストレートでご賞味下さい。複雑なトーンをしているので、食後酒として楽しまれるのがよろしいでしょう。
リザーブ
(エクストラ・アニェホ)
アニェホと同様に食後酒か午後のドリンクとしてお楽しみ下さい。